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Target Bird Golf

ターゲット・バードゴルフの歴史と沿革

歴史と沿革

埼玉県の野嶋孝重氏によって考案された、日本発祥のスポーツである。
もっと気軽にゴルフの練習がしたい、なんとか狭い場所でもゴルフを楽しめないものかとあれこれ工夫をして、ゴルフボールにバドミントンの羽根をつけるアイディアが浮かんだ。
これが、現在のターゲットバードゴルフの原型である。

1969年のアポロ11号の月面着陸をテレビで見て、
「パシッと発進し、フワーリと着地するところは、考案したゴルフボールと同じだ」と野嶋は思った。
ゴルフボールにバドミントンの羽根をネジで取り付け、試作球を友人に配ったことから次第に普及するようになった。

その後、1985年2月8日、正式名「ターゲット・バードゴルフ」として発表する。
誕生当初はニアピン競技だったが、徐々に工夫と改良が重ねられ、現在のような道具を使用する形に進化した。

1988年に第1回全国スポーツ・レクリエーション祭の正式種目になった。
2000年以降も確かな広がりをみせる。
2003年には第1回全日本ターゲット・バードゴルフ大会が開催され、
2004年には全国67ブロックで地域大会も開催。
2005年の岡山国体にはデモンストレーション競技として初参加している。

さらにハワイやオーストラリア、中国、タイ、韓国など海外へも普及。
競技者同士の国際交流も魅力の一つになっているといえる。

近年、日本国内では年齢問わず健康ブームが大きなトレンドとなっている。その中で、このターゲット・バードゴルフは、特に高齢者スポーツとして全国的に親しまれている生涯スポーツの一つだ。単純明快なルールや体力的な壁もなく、ゴルフという誰もが知るスポーツと似ている為、競技を始めやすい、初心者でも気軽に始めることができる手軽さがある。さらに、専用ボールをホールに入れる爽快感が、他競技にはないターゲット・バードゴルフの大きな魅力でもある。

ターゲット・バードゴルフの歴史は、ゴルフの練習のためにという部分からスタートしたが、今では競技に参加すると皆が笑顔にも健康にもなる、人気のスポーツとして親しまれ続けている。

<特集 考案者 野嶋孝重氏にインタビュー>